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2. 京坂:十九の春、江戸に旅立つ
(1853年 龍馬 19歳)

嘉永六年三月、十九歳の龍馬は
家族の期待を背に剣術修行に旅立つ.

土佐から阿波、そして船旅で大坂へ.
大坂から淀川三十石船航路で伏見へ、
ここで寺田屋の女将お登勢と出逢う.

彼女は一目で龍馬の人柄を見抜き
生涯献身的に世話をしたという.

江戸に着いた龍馬は桶町千葉道場に
入門、たちまち頭角を顕す.
そして、その六月・・・!
江戸湾にペリー艦隊が来航
江戸のみならず日本中に衝撃が走る.

龍馬は黒船をどこで目撃したのか?
品川の土佐藩警備詰所から遠望した?
否、司馬遼太郎「龍馬はゆく」によれば、
昼夜駈け通して浦賀へ見に行ったという.
そして奇しくも、長州藩沿岸警備所の
桂小五郎と出会い意気投合したとする. 
いかにも行動派の龍馬らしい振る舞いだ.

いずれにせよ、黒船来襲により、
世は一挙に幕末の風雲の中に突入、
龍馬の胸中にも何かが燃え始める.